「AMD、オープンソースのグラフィックスドライバの開発を支援へ」
AMD(ATI)は、GPUのドライバーをオープンソースとして公開する事に踏み切りました。
ライバルのIntelは、「インテル、オープンソースグラフィックスのメリットを活用へ」にある通り、既にGPUドライバーをオープンソースとして公開しています。
なぜ、AMD(ATI)は、今までプロプライエタリで提供していたソフトを、オープンソースとして提供する事を選択したのでしょうか。
いろいろな理由があると思われますが、これは、オープンソース開発者達をひきつける一つの政治的判断ではないかと思われます。
AMD(ATI)のRadeon HD 2000シリーズのドライバの成熟が進みません。これを解決するために、オープンソース開発者達の力を借りるのも一つの手ではないかと思います。
また、AMDは、GPUをビデオ関係以外に活用中です。但し、機能的が有っても、活用されなければ、意味がありません。そこで、GPUのドライバーのオープンソース化で、オープンソース開発者と協力関係を結び、次ぎのステップで、よりGPU活用促進の協力を得る事が期待しているのではないかと思われます。
今回の決断は、AMD(ATI)にも、オープンソース開発者にもメリットがあると思われるため、AMDの判断は正しいと思います。
また、これで3大GPUメーカのうち、NVIDIAのみが、GPUドライバーをオープンソース化していません。NVIDIAは、どうするのでしょうか。
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