Intel、Penrynで25Wカテゴリ復活

「Intel、Montevina世代のCPUに25Wの熱設計仕様を設定」

Intelは、モバイルCPUの消費電力カテゴリに、25W版を復活させるようです。

笠原氏が、指摘するとおりBanias、Dothanであった25Wカテゴリが、Yonah(Core Duo/Solo)、Merom(Core 2 Duo/Solo)で、廃止しされましたが、Penrynで再度復活するのは、戦略上混乱しているように見えます。

ではなぜ、45nmで復活できたのでしょうか。

そこで、Banias以降のモバイルCPUのダイサイズを比較して見ましょう。

CPU開発 コード	プロセス ルール(nm)	ダイサイズ (平方mm)	通常版の TDP(W)
Banias	130	82	24
Dotahn	90	87	27
Yonah	65	90	31
Merom	65	140	35
Penryn	45	100	?

このように見ると、ダイサイズと消費電力が、比例しているように見えます。プロセスルールの微細化ではどうする事もできなかったのでしょう。

Penrynで、25W版も出すそうですが、ダイサイズをみると、Meromほどではありませんが、25W版をだす余裕がありそうに見えません。ここは、やはり45nmプロセスルールは、65nmよりも省電力なのでしょう。

25W版の復活で、よりコンパクトなPCの性能が向上する事になります。それは、それでいいことなのですが、通常版は、より大きなディスプレイを搭載するケースがあることを考えると、それほどコンパクトにする必要が無いような気がしなくもありませんが。

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