DOS/V POER REPORT 10月号の後藤氏の「知られざるフラッシュメモリの未来図」でNAND型フラッシュの昨今の採用される理由が説明されています。
特に、SSDとSDメモリが、なぜ同じNAND型のフラッシュメモリを使用しているにも関わらず、価格差があるのか分かりました。SSDには、 SLCが採用され、SDメモリには、より大容量のMLCを採用しているのですね。なるほど、速度や耐久性を要求されるSSDには、現時点ではSLCを採用 するしかありませんね。
また、多値化すれば容量が増やされると思っていましたが、多値化することで寿命が短くなり、速度も低下してしまう問題も有るのですね。なかなか、物理の壁は、険しいですね。
そう言えば、SSDは、2007年の年始から発売されるようになりましたが、まだ価格が高く、一般的とは言えません。
その高いSSDは、小さい容量でモバイルPCに搭載されていましたが、それだけでは有りません。IBMは、「ソリッド・ステート・ドライブ 70円キャンペーン」を行い、サーバにもSSDを積極的に販売を開始しました。速度が必要なサーバにSSDを導入するのは、面白いですね。けど、サーバだとデータの保存期間が長いと思うのですが、大丈夫なのでしょうか。それとも、使い捨てるのでしょうか。
SSDが、いつの時点で、一般化するかは私には分かりません。ですが、それほどストレージの量を要求しない私の様なユーザ等には、OSが入るぎりぎりの8GB等の小さい容量でも良いので売って欲しいものです。
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