不揮発性メモリ(NVM:Non-Volatile Memory)が必要な理由

「PCのメモリ階層の変革を展望するMicrosoftとIntel」

不揮発性メモリ(NVM:Non-Volatile Memory)が、昔よりは使用されるケースが多くなってきました。SSD、ハイブリッドHDD、Intel Turbo Memory、ReadyBoost等が、それに該当します。

これらは、メモリとHDDの転送速度差を緩和させるためですが、それでも、メモリから比べるとそれほど速くはありません。

また、Intelは、CPUを速くするよりも、NVMを導入するほうがより効果が発揮されると言っています。

ただし、SSDのベンチマークなどを見ていますと、PCの起動時間などは、秒単位で速くはなっていますが、高価なSSDを導入した割には、費用ほどの効果が出ていないように思えます。

現時点では、SSDが高価すぎるのも影響しているのでしょう。

そう思うと、Windows Vistaを早くするには、64bit版を採用し、メモリを4GB積むのが、もっとも効果的なような感じがします。64bitがまだ普及していないため、メモリが3GBしか積めず、それほど速く無くなく高価なNVMを導入しなくてはならないのが、費用対効果を考えていないように思えます。

SSDのバイト単価が、今の４分の１ぐらいになれば、現在の考えとは変わるような気がします。

あと、Intelが、NANDフラッシュメモリに投資する理由は、半導体分野で利益率と将来性があって、且つライバルのSamsungの収益の柱の一つであるHDDを駆逐するためだと思っていたのですがが、後藤氏の説明で、少し理解できました。

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