「強力な製造体制と45nm製品でIntelに挑戦するAMD」
AMDの製造能力(1億ユニット)で、ようやくIntelに対峙できるそうですが、果たして、どこまで行けるのでしょうか。
確かに、Fab 36/38の本格稼動と45nmプロセスルールへの移行は、AMDの製造能力を拡大します。それを、持って市場に安価に製品を提供できれば、シェア拡大は、果たせれるでしょう。
ですが、価格が高い製品を出せなければ、収益向上は達成する事は出来ません。また、安価な製品では、ブランドを維持する事は難しいでしょう。
このため、Barcelonaの次のShanghaiでは、シュリンクとL3増量以外の性能アップが無いと、苦しいかもしれないと思っています。
例えば、Opteron/Athlon 64のDDR2に対応したバージョンでは、周波数向上を除けば、ほとんど性能向上が見られなかったため、Xeon 51xx/Core 2 Duoと戦うことが出来ませんでした。
さて、AMDの2006~2007年の苦戦は、いつまで続くのでしょうか。2008/2009年にどこまで改善するのでしょうか。
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