本書では、他と違った特色を持つ成長し続ける会社を取り上げています。
取り上げられている企業は、人材雇用方法、製品、サービス等が、他社とは違う方法で実現しています。
日本では、横並びすることで、リスクを回避しているケースが多いような気がしますが、おかげで、似たり寄ったりの製品・サービスばかり氾濫しています。このため、すぐに、収益が悪くなります。
しかし、大きな成長を維持するには、他社と同じことをしていては、なりません。そうしなければ、出し抜けできないのですから。
そう言えば、iPhoneの人気が高いですが、他の製品の真似をしていませんね。それも、それは必要だろうと思われている機能さえ無くても、売れるのですから。この辺りは、参考にできそうで、出来ないような気もしますね。
後、会社には、スターが要らない話は、ベネチア共和国のある逸話を思い出しました。名前を失念しましたが、ベネチア共和国で非常に優秀な司令官がいたのですが、汚職をし、処罰をどうするか、会議にかけられました。
その優秀な司令官は、過去に類を見ないほど優秀な結果を残しているため、追放するまではと言う意見もあったのですが、
「人材は、他にもいる(だったか、また出てくるだったかな?)」
の意見が大勢を占めて、追放になりました。
確かに、ベネチア共和国は、それ以降も優秀な人材に恵まれ、地球上では数少ない1000年も続いた国家になりました(と、言っても今は無いですが、ついでに1000年続いた国家としhては、ローマがあります)。
正しい人材確保と育成さえ行えば、社員にスターは、それほど必要ではないと言うことですね。
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