AcerがGatewayを買収することでどこまで大きくなるか

「エイサー、ゲートウェイを7億1000万ドルで買収へ--レノボ抜き業界3位のPCメーカーに」

PC出荷台数で、ワールドワイドでNo.4であるAcerが、混迷を続けるGatewayを買収する事になりました。

また、Gatewayは、今回の買収を先駆けて、Packard Bellの買収を発表しています。

そうなると、Acerは、U.SでNo.3のGatewayと欧州でどの程度か分からないPackard Bellを一緒に買収した事になります。

とりあえずは、買収後は、1,800,000～2,000,000台のPCを出荷するメーカが現れると予想されていますが、私は、2,500,000台になるかも知れないと思っています。それも、2007年に到達する可能性もあると思っています。

Gartnerが発表している数字を元に、1H'06、2H'06、1H'07をPC出荷台数を調べました。そこで、大胆に2H'07を出して、2007年のPC出荷台数を予想しました。数字は、千台です。

 

PCメーカ	1H'06	2H'06	1H'07	2H'07 (予想)	07合計 (予想)
Acer	5,685	8,061	8,646	12,260	20,906
Gateway	2,182	2,146	2,111	2,076	4,187

2H'07の数字は、1H'07/1H'06*2H'06と安易に出しています。そうです、Acerの驚異的な成長が、2007年下半期まで続いた場合の数字です。合計すると2,500,000台となります。

ここまで安易な結果にはならないでしょうが、AcerとGatewayを合わせた数字は、Dellに及ばないとは言え、猛追する可能性は、十分にあると思っています。

ですが、Acerは、DellやHPの様に高額なサーバを持っていないので、売り上げ自体は、遠く及ばないと思いますが。ここまで大きくなれば、事業拡大もありえると思います。

買収は2007年12月に締結されるため、Gatewayを買収した結果が見えるのは、2008年の第1四半期からになります。その時に、Acerは、Lenovoにどの程度差をつけて、Dellにどこまで急追しているか見物です。

ついでに、同じ記事で、「Acer、Gateway買収」にも書いています。